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マメナジープロジェクトの次世代エネルギー宣言
民主党公約、マイナス25%は可能!
(月刊ソトコト2009年12月号)
民主党が政権をとりました。それと同時に、2020年に1990年比マイナス25%の温暖化政策の公約も、 どんどんリアルになってきました。麻生前首相は、1990年比ではマイナス7%を出していたので、 90年比で18%分もの削減の上乗せです。
経済界からは、「そんなの無理」などという声も上がってきています。 ということで、無理かどうか、独自に試算してみました。結果は、90年比マイナス27%となりました(図1参照)。 内訳は、というと、省エネによる削減が2割、再生エネによる削減が8割でした (特別の対策を実施しなかった場合(BAU)から、本試算の27%削減に要する対策をとった場合。図2参照)。
そのときの再生可能エネルギーは、全体でBAUの約8倍。最終エネに占める割合は約6%。 太陽光発電は、7900万kW(今は約170万kW)、風力は1100万kW(今は約150万kW)となっています。
コストはというと、ざっと概算で、年間で16兆円ほど。 これには、産業振興による経済効果は含んでいないので、世界に日本の環境技術を輸出するような 刺激となるならば、この"コスト"はもしかしたらペイされるかもれません。 国家予算の約1/5程度のコスト増。 これがもたらす低炭素社会のメリットと比べて、高いと思いますか?低いと思いますか?
図1 2020年温室効果ガス削減目標と各種試算
図2 本試算における再生可能エネルギー
特定非営利活動法人世界マメナジー基金 理事長
株式会社Governance Design Laboratory 取締役副社長/主任研究員
高瀬 香絵
その後
この試算は、Energy Journalという学会誌のためにしたもので、 実はしっかりとモデルを使った計算です。 最大限の「積み上げ」計算ですが、決して無理な前提ではないと思っています。 詳細はお問い合わせください。
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